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東南アジアの麻薬戦争で挫折していく男たちの挽歌『レクイエム-最後の銃弾-』(02:14:23)配信期間:2021年9月20日~10月3日

2013年の香港映画。流血が多いためか要ログインのR15で、字幕のみの初無料配信が2週間。

gyao.yahoo.co.jp

古くから親友の三人組は、今では麻薬捜査官として上司部下の関係になっていた。なかでもチャウは身重の妻をかかえながら危険な潜入調査を命じられ、鬱屈をためつづけていた。

しかしタイの麻薬地帯を牛耳る男への手がかりができたことで、チャウはさらなる危険地帯に追いこまれていく。そしてひとつの選択が、三人の運命を大きく狂わせていった……

 

『WHO AM I?』をジャッキーチェンと共同で監督したり、『新少林寺』を製作監督したりしたベニーチャンの監督脚本作品。

何よりも戦争映画レベルのアクションがすさまじい。予告映像でもネタバレ寸前で確認できるが、それ以上に本編は見たことがないような情景が展開される。

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いい意味で浪花節のような男臭くも情けないドラマと命知らずで斬新なアクション。スタイリッシュなVFXと中国資本を背景とした大がかりなシチュエーション。20世紀と21世紀の香港映画がそれぞれ持っていた良さが両立している。

いくら不満が描かれていたとはいえチャウの選択とその結果はやりすぎと思ったし、後半の復活劇も無茶苦茶だと思わざるをえなかったが、しかし過去の香港映画と比べれば伏線や説明がしっかりしているので納得できなくもない。

 

また、タイ出身の女優タリーチャダー・ペッチャラットが重要なキャラクターを演じているのも見どころ。

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日本では以前からノーンポーイという愛称で知られるトランスジェンダーで、トランス女性の美を競うタイの大会ミス・インターナショナル・クイーンの第1回優勝者だ。

劇中でも美をたたえられながら冗談めかして男かと疑われる描写もありつつ、それ以上の笑いものにするような失礼さはない。

トランス女優側もアクションからドラマまでそつなくこなし、異国情緒あふれるファムファタールとして男たちのドラマをささえきった。