2011年の韓国映画。ペットショップで猫をあつかう女性店員が出会う恐怖を描いた。
Jホラーの影響を受けたかのような演出は、恐怖が見え隠れする場面はしっかり怖いのだが、実際にあらわれた猫少女はあまり怖くない。もはやギャグとなった『呪怨』の白塗りの子供と比べても、妖怪的な愛らしさがある。
オカルト的な設定なのに、クリーチャーのようなデザインだし、猫のような瞳もマンガ的。オカッパ頭とあわせて『ゲゲゲの鬼太郎』の猫娘のようだ。
ただ最終的な真相から考えると、あまり猫少女を恐ろし気に演出してもバランスが崩れたことだろう。
勢いのなくなったJホラーのジェネリック映画として無料で楽しみたいなら、そう悪い作品ではない。