はじめてロメロ監督が蘇る使者を描いたのは、初映画作品『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』でのこと。
こちらは1968年の作品ながらモノクロで制作され、しかしスピーディーな展開と閉鎖ホラーとしての完成度によって、現代でも充分に視聴に耐える作品となっている。
古い映画では男女観の古臭さや、差別描写が嫌悪感をもたらすことがあるが、それも問題ない。黒人男性と白人女性というメインキャラクターで、現代的なホラーとして楽しむことができる。それでいて黒人や女性を美化しすぎていない。完全なヒーローではないからこそ恐怖が持続する。
その歴史的な作品が、クレジットミスにより著作権フリーで鑑賞できる。
日本語字幕は著作権が新しく発生することがあるが、インターネットでボランティアによって翻訳された映像が公開されており、法的な問題はない。