ふむめも@はてな

フリームービーメモ。GYAO!、YOUTUBE、バンダイチャンネル、ニコニコ動画、等々で公式に無料配信されているアニメや映画の情報や感想

GyaO!の10月の配信ラインナップ情報『エクスペンダブルズ1/2/3』『NARUTO-ナルト- 疾風伝』『ウォーキング・デッド シーズン1』等

今回に予告されている作品群は、以前に配信してたものが多い。TVアニメも劇場新作に合わせた一挙配信が目立つ。

gyao.yahoo.co.jp

 

映画
洋画
リディック:ギャラクシー・バトル(R15+)」(2018/10/01~2018/10/31)
きみに読む物語」(2018/10/03~2018/10/16)
「エクスペンダブルズ(R15+)」(2018/10/04~2018/10/10)
48時間PART2/帰って来たふたり」(2018/10/05~2018/10/24)
「50/50 フィフティ・フィフティ」(2018/10/09~2018/11/08)
エクスペンダブルズ2」(2018/10/11~2018/10/17)
「トランスポーター」(2018/10/13~2018/11/12)
「ポストマン」(2018/10/15~2018/12/23)
「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」(2018/10/18~2018/10/24)
ヘルレイザー」(2018/10/18~2018/10/31)
トランスポーター2」(2018/10/20~2018/11/19)
テイキング・ライブス」(2018/10/24~2019/01/01)
「フィリップ、きみを愛してる!(R15+)」(2018/10/25~2018/11/24)
「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」(2018/10/26~2018/11/25)
「はじまりのうた BEGIN AGAIN」(2018/10/28~2018/11/10)
ロンドン・ブルバード」(2018/10/31~2018/11/29)

邦画
「二重生活(R15+)」(2018/10/02~2018/10/15)
「劇場版 びったれ!!!」(2018/10/05~2018/11/04)
「高校教師」(2018/10/06~2018/10/19)
SHINOBI」(2018/10/07~2018/10/13)
「しあわせのかおり」(2018/10/08~2018/10/28)
「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」(2018/10/10~2018/10/23)
「フレフレ少女」(2018/10/12~2018/10/25)
「罪の余白」(2018/10/13~2018/10/26)
「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」(2018/10/14~2018/11/13)
蟹工船」(2018/10/15~2018/11/14)
ジョゼと虎と魚たち」(2018/10/16~2018/10/25)
「箱入り息子の恋」(2018/10/17~2018/10/30)
ビー・バップ・ハイスクール」(2018/10/17~2018/11/06)
「映画 深夜食堂」(2018/10/19~2018/11/08)
「ひまわりと子犬の7日間 」(2018/10/21~2018/11/20)
江ノ島プリズム」(2018/10/22~2018/11/04)
蜜のあわれ」(2018/10/23~2018/11/22)
「がじまる食堂の恋」(2018/10/24~2018/11/23)
「俺はまだ本気出してないだけ」(2018/10/27~2018/11/26)
男子高校生の日常」(2018/10/29~2018/11/28)
南極物語」(2018/10/30~2018/11/12)
「先輩と彼女」(2018/10/30~2018/11/19)

アジア
「ゴージャス」(2018/10/29~2018/11/04)

アニメ
昭和元禄落語心中」(2018/10/01~2018/10/07)
将国のアルタイル」(2018/10/01~2018/10/07)
夏目友人帳 陸」(2018/10/05~2018/10/25)
スペースコブラ」(2018/10/05~2018/10/11)
MASTERキートン」(2018/10/05~2019/01/15)
昭和元禄落語心中 -助六再び篇-」(2018/10/05~2018/10/12)
「劇場版ドラゴンボール ​シリーズ ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」(2018/10/06~2018/10/12)
NARUTO-ナルト- 疾風伝 風影奪還編」(2018/10/10~2018/10/16)
Re:ゼロから始める異世界生活」(2018/10/12~2018/10/14)
「劇場版ドラゴンボール ​シリーズ ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」(2018/10/13~2018/10/19)
デュラララ!!×2 承」(2018/10/14~2018/11/14)
NARUTO-ナルト- 疾風伝 風影奪還編」(2018/10/17~2018/10/23)
NARUTO-ナルト- 疾風伝 サスケ再会編」(2018/10/17~2018/11/15)
Re:ゼロから始める異世界生活」(2018/10/19~2018/10/21)
蛍火の杜へ」(2018/10/20~2018/10/26)
「劇場版ドラゴンボール ​シリーズ ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」(2018/10/20~2018/10/26)
NARUTO-ナルト- 疾風伝 サスケ再会編」(2018/10/24~2018/10/30)
「劇場版ドラゴンボール ​シリーズ ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない」(2018/10/27~2018/11/02)
ぬらりひょんの孫~千年魔京~」(2018/10/27~2019/01/02)
ひぐらしのなく頃に」(2018/10/30~2018/11/05)
NARUTO-ナルト- 疾風伝 守護忍十二士編」(2018/10/31~2018/11/06)

ドラマ
海外ドラマ
ウォーキング・デッド シーズン1」(2018/10/01~2018/11/11)
「ナイト・スワローズ 空爆戦線:ユニット46」(2018/10/02~2018/10/29)
「マーベル エージェント・カーター シーズン2【字/吹】」(2018/10/02~未定)
「クローザー シーズン4」(2018/10/08~2018/10/21)
「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン2 【字/吹】」(2018/10/09~未定)
「ゴースト ~天国からのささやき シーズン1【字/吹】」(2018/10/10~未定)
「ライブラリアンズ2 復活の魔術師」(2018/10/10~2018/11/13)
「マーベル エージェント・オブ・シールド シーズン4【字/吹】」(2018/10/18~未定)
コールドケース シーズン7」(2018/10/20~2018/11/02)
「トミーとタペンス」(2018/10/21~2018/11/10)
「クローザー シーズン5」(2018/10/22~2018/12/16)
「リゾーリ & アイルズ シーズン4」(2018/10/26~2018/12/20)

韓流
韓国ドラマ
ホテリアー」(2018/10/01~2018/10/14)
「恋は七転び八起き」(2018/10/01~2018/11/11)
「空港に行く道」(2018/10/03~2018/11/27)
「オレンジ・マーマレード」(2018/10/04~2018/11/14)
「私に乾杯~ヨジュの酒」(2018/10/06~2018/11/09)
「君を憶えてる」(2018/10/08~2018/12/02)
「応答せよ1997」(2018/10/10~2018/12/04)
「私たち結婚しました(ウヨン&パク・セヨン)」(2018/10/10~2018/11/08)
「シークレット・ガーデン」(2018/10/13~2018/12/21)
「キルミー・ヒールミー」(2018/10/15~2019/03/03)
「主君の太陽」(2018/10/18~2018/12/19)
「私の婿の女」(2018/10/19~2019/02/21)
「マッド・ドッグ~失われた愛を求めて~」(2018/10/20~2018/12/30)
太陽がいっぱい」(2018/10/22~2019/02/10)
「王の顔」(2018/10/24~2018/04/02)
「ドレッサーをよろしく 2015(Season1)」(2018/10/25~2019/01/16)
「星から来たあなた」(2018/10/30~2019/01/07)

韓国映画
「朝鮮美女三銃士」(2018/10/03~2018/10/16)
「尚衣院 -サンイウォン-」(2018/10/07~2018/11/06)
後宮の秘密(R15+)」(2018/10/11~2018/10/24)
「ファイ 悪魔に育てられた少年」(2018/10/17~2018/10/30)
「新しき世界」(2018/10/19~2018/11/18)
連理の枝」(2018/10/22~2018/10/28)
「ベテラン」(2018/10/24~2018/10/30)
「ダイナマイト・ファミリー」(2018/10/28~2018/11/27)

中国・台湾ドラマ
「花千骨(はなせんこつ)~舞い散る運命、永遠の誓い~」(2018/10/02~2019/03/25)
「華麗なる玉子様~スイート・リベンジ」(2018/10/06~2019/01/11)
「部屋においでよ」(2018/10/10~2018/10/17)
「桃花タイフーン!!」(2018/10/20~2018/11/02)
イタズラなKiss~惡作劇之吻~」(2018/10/22~2018/11/26)
「Love Storm~狂愛龍捲風~」(2018/10/28~2019/01/05)

「GA文庫秋祭り」と題して、GA文庫が原作のTVアニメが順次全話無料(各1クール7作品)配信開始:2018年9月15日

比較的に新しいレーベルなので、作品も近年のものが多い。

GA文庫秋祭り開催決定 アニメ7作品を無料配信|ニコニコインフォ

〇「GA文庫秋祭り」第
■タイトル:最弱無敗の神装機竜《バハムート》』(全12話)
■配信日時:9月15日(土)0時00分~9月23日(日)23時59分
■視聴URL :http://ch.nicovideo.jp/saijaku

■タイトル:異能バトルは日常系のなかで(全12話)
■配信日時:9月15日(土)0時00分~9月23日(日)23時59分
■視聴URL :http://ch.nicovideo.jp/inou-anime

〇「GA文庫秋祭り」第
■タイトル:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(全13話)
■配信日時:9月21日(金)22時00分~9月30日(日)23時59分
■視聴URL :http://ch.nicovideo.jp/danmachi

■タイトル:ソード・オラトリア ダンまち外伝』(全12話)
■配信日時:9月21日(金)22時00分~9月30日(日)23時59分
■視聴URL :http://ch.nicovideo.jp/danmachi_gaiden

〇「GA文庫秋祭り」第
■タイトル:聖剣使いの禁呪詠唱(ワールドブレイク)』(全12話)
■配信日時:9月29日(土)0時00分~10月7日(日)23時59分
■視聴URL :http://ch.nicovideo.jp/warubure-anime

■タイトル:織田信奈の野望(全12話)
■配信日時:9月29日(土)0時00分~10月7日(日)23時59分
■視聴URL :http://ch.nicovideo.jp/odanobuna

〇「GA文庫秋祭り」第
■タイトル:りゅうおうのおしごと!(全12話)
■配信日時:10月6日(土)0時00分~10月14日(日)23時59分
■視聴URL :http://ch.nicovideo.jp/ryuoh-anime

すでに第1弾は終了しているが、以降もそれなりに楽しめる作品がそろっており、視聴する価値はあるだろう。

特に第3弾の『聖剣使いの禁呪詠唱』は放映時に視聴者を困惑と爆笑にみちびいたバカアニメとして、コメントつきで視聴する価値のある怪作。

邦題からは予想できないA級ゴシックミステリー『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』(01:52:39)配信期間:2018年8月9日~9月8日

マシニスト』のブラッド・アンダーソン監督による、2014年の米国映画。高評価なので視聴すると、これが意外な完成度と雰囲気のある作品だった。

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舞台は20世紀直前のイギリス。田舎の奥地に隔離された精神病院で、当時らしからぬ自由で先進的な治療がおこなわれていた。そこで見習い医師をすることになった青年は、病院に隠された秘密を知る……

 

B級映画マニアには特別な印象をもつワード「アサイラム」だが、この作品の場合は単純に閉鎖病棟の意味であり、くわえて真相から「避難所」の意味もこめられていると思われる。

安っぽく廃墟で適当に撮影したホラーかと思いきや、冒頭から登場人物が多いのに俳優や衣装に隙がなく、雰囲気がまったく壊れない。

映像全体にも力が入っていて、落ち着いた雰囲気で当時の情景がしっかり再現される。霧の中から病棟が姿をあらわす導入もムードたっぷり。それ以降も派手さを抑えたVFXと大規模セットが作品を支える。

 

GYAO!の番組説明で「稀代の推理作家からの挑戦状。あなたは、この謎が解けるか――。」とあるが、その「推理作家」とは世界初の現代的な探偵小説を書いたエドガー・アラン・ポーのこと。おそらく原作名「タール博士とフェザー教授の療法」を公開すると真相が気づかれてしまうので隠しているのだろう。

もちろん現在なら真相に見当をつけることは難しくない。精神医学をモチーフにした作品で似たオチを見つけることはたやすいだろう。

しかし、この映画は真相が明かされた後、そこからどのように救われるかというサスペンスが持続する。特異な閉鎖環境におかれた主人公がどのように周囲の目を逃れて情報を集めて危機を脱せるか。その活劇としての完成度はけっこう高い。

 

ここで映画は原作から飛躍して、現代的なテーマをおびていく。

原作は多義的な読解が可能だ。作者の社会制度観にもとづいて「精神病者を甘く受けいれると社会がのっとられる」恐怖を描いているという解釈もあるが、描かれる治療の先進性からすると「偏見に満ちた当時の精神医学への批判」とも読める。

この映画は、現代では通用しえない精神病の説明からわかるように、後者の解釈を採用しつつ、先進性の「性急ゆえの挫折」まで描いたといえるだろう。この映画で描かれる精神病棟は、いわば社会全体の縮図だ。偶然かもしれないが、「革命で病院を支配」した院長は禿頭の髭面で、どこか「レーニン」を思わせる。

 

そして映画は、精神病棟を舞台としたゴシックホラーらしからぬ「穏やかで平和」な結末へとたどりつく。

かぎりない挫折はあったし、せつなさは残ったが、つづけられた挑戦も無駄ではなかったという清々しい結論だ。

その情景には映画オリジナルの「主人公も偽者」という真相もかかわっているが、おかげで主人公の女性に対する「保護するという態度は相手を格下の物と見るのと同義」という問題もきちんと劇中で批判され、解消された。

 

社会派テーマと娯楽サスペンスが高度に融合した、地味な佳作といえるだろう。邦題や主題で敬遠されやすそうなのがもったいない。