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リアルな戦闘機に変形するロボットシリーズの、シリアスな前日譚『マクロスゼロ』(全五章)配信期間:2018年3月1日~3月7日

2002年から発売された各話30分以上のOVAが初無料配信。シリーズ最新映画にあわせた「マクロスシリーズ 特集|無料動画|GYAO![ギャオ]」の一環。

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先日に配信された『マクロス2』以外のシリーズ全作品にかかわり、特徴的なロボットデザインも手がけてきた河森正治監督が、異星人との襲来という本筋を前にした人類同士の衝突と、異文化の共鳴を描いていく。

きちんと取材された南国の島の美しさと、その自然が傷ついていく痛み。青臭くもシニカルな主人公が、少しずつ人間性を回復していく姿。主人公側の勢力も、軍隊ゆえの暴力性から逃れることはできない。それでいて未開の文化を安易に美化しすぎることもなく、現地なりの打算や、文明を求める心情も映しとっていく。視野が広くて、物語のまとまりもいい。

ただ、地に足をつけたSF戦争アニメゆえに、結末の救済がやりすぎかつ説明不足で、発売当時は困惑させられた。しかし後日談も描かれた現在ならば、結末もふくめて素直に楽しめる。

 

さらに板野サーカスと呼ばれるアニメアクション演出で知られる板野一郎特技監督がタッグも参加して、3DCGを使って全く新しい空中戦を展開した。遠近感を強調しつつ自由自在なカメラワークが楽しめる。

プラモデルの箱絵などを手がけるイラストレイターにテクスチャを描かせて、リアルでいて手描きアニメとなじむ3DCGメカニックを表現したことも印象的だ。