2008年にプレイステーションストアで北米先行配信され、2009年に一部で地上波放映されたオリジナル連続アニメ。月・木に1話ずつ初無料配信。
『交響詩篇エウレカセブン』の第26話などを担当した宮地昌幸が監督、第48話などを担当した野村祐一がメインライター。制作会社も同じボンズで、有料WEBアニメならではのハイレベルな作画が毎回のように楽しめる。
スタジオジブリ出身の宮地監督らしい生活感あふれる日常と、油臭い戦場がいりまじった世界観は魅力たっぷり。序盤のアクションも劇場アニメのような華々しさがあり、生きている人々が傷ついていく痛々しさもある。
『交響詩篇エウレカセブン』と主人公が戦争に対して距離をとっていて、同じように中盤はストーリーが停滞するとして不評だが、それもふくめて真摯な作りのファンタジー。一見の価値はある。