フリームービーメモ@はてな

GYAO!、YOUTUBE、バンダイチャンネル、ニコニコ動画、等々で公式に無料配信されているアニメや映画の情報や感想

ディストピア社会の秩序を維持するダークヒーローの佳作『ジャッジドレッド』(01:35:34)配信期間:2018年7月12日~25日

英国のコミックを原作とした、2012年のSFアクション映画。『バンテージポイント』のピート・トラヴィス監督作品。R15なのでログイン必須。

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1995年にもシルベスター・スタローンの主演で映画化されたが、特徴的なマスクをすぐ脱いだりして、評価は低かった。

対するこちらは、主演男優が最後までヘルメットをかぶったままという、意欲的な演出が素晴らしい。相棒の新米女性刑事は、超能力者という設定で自然にヘルメットを脱がせて、美しい素顔をさらしたままというのも気がきいている。

物語のまとまりもいい。近未来のスラム化した超高層建築ひとつを舞台として、犯罪組織と治安組織の攻防にしぼっている。目新しさはないものの、吹き抜け構造を利用した戦闘描写や、精神を遅らすドラッグ「スローモー」などの設定を無駄なく使いきって、オーソドックスなバディものとしてまとめていた。

日本の漫画『ワイルド7』を思わせる、捜査官が裁判と執行を現場でおこなう設定でディストピア感を演出しつつ、犯罪者を血祭りにあげるだけのようで一線を守っていることを多くを語らず描写しているのもいい。

 

VFXやセットの規模感、完成度もハリウッド映画にひけをとらないし、ハリウッドが避けそうな人体破壊描写を正面から映すことの興奮もある。

約1時間半とSF大作にしては短くまとまっているし、一見の価値はある佳作だ。

2018年夏のTVアニメ配信情報について、GyaO!、ニコニコチャンネル、楽天TV、バンダイチャンネル他の簡単なまとめ

例年まとめるのが遅くなっているが、自分自身のためにメモしておく。

 

ニコニコチャンネルは「Nアニメ」として、配信状況などをまとめたサイトを用意。タブで無料配信されているアニメを確認できる。

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たしか2期は1話のみ無料配信だった『オーバーロード』が3期は最新話無料。『百錬の覇王と聖約の戦乙女』はGYAO!では無料配信していない。

注意したいのは、ほぼ独占無料らしい『プラネット・ウィズ』の無料期間が「金曜日12時より土曜日の23:59まで期間限定料配信!」ということ。土曜日および夏休みの低画質モード拡大から考えると、土曜の午前2時から正午までの10時間しか無料で高画質を楽しむことができない。

ちなみに、第11話まで放映して中断していた『Dies irae』が、7月6日から1週間ずつ無料配信している。

 

やはり安定して多いのがGYAO!だ。

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今期は独占は少ないものの、『陰陽師・平安物語』などはニコニコでは配信していないらしい。

 

また、配信サイトだけでなくYOUTUBEで配信している作品も多くて、『ウルトラマン』『ガンダム』の最新作もそうだ。

記録映像から大量殺人の謎を解こうとする、スラッシャーホラーと警察ドラマの融合作『エビデンス ―全滅―』(01:33:28)配信期間:2018年7月13日~8月12日

 

2013年の米国映画が、何度目かの無料配信。監督は『THE 4TH KIND フォース・カインド』のオラトゥンデ・オスンサンミ。

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事件後に残されたフィルムという体裁の映像を見せる、いわゆる「ファウンドフッテージ」と呼ばれる映画ジャンル。

素人の撮影という設定のため、カメラワークにこる必要がなく、情景の全体を作りこまなくてもいい。リアリティを低予算で演出しやすいため、粗製乱造されてきた。

しかしこの作品は冒頭からCGを使って低予算でないことをアピールし、ファウンドフッテージに必然性があることを予告する。

 

実際に本番の事件でも、バス一台を丸ごと使い捨てるし、殺人鬼の姿や殺人方法も手間がかかっている。

普通にスラッシャーホラーの水準を超えるくらい手間暇をかけていて、たとえファウンドフッテージでなくても楽しめただろうと思わせる。

映像作家志望のヒロインがもつカメラだけでなく、携帯電話などでも映像が残されていて、ファウンドフッテージにしては多角的に現場を見られるのもいい。

さらに、残された映像を警察が論評して、さまざまな処理をほどこす場面が挿入されて、映像に緩急が生まれている。

ファウンドフッテージにありがちな、手振れカメラの気持ち悪さや、無駄な映像の多さがないわけだ。

 

 

素人が撮影したという体裁の映像を見るジャンル「POV」や「ファウンドフッテージ」「モキュメンタリー」を許容できる人にオススメ。

そうしたジャンルを念頭におきつつ、分解して再構築したような映画になっているので、ちょっと違和感をもつ人でも楽しめるだろう。

ダブルヒロインをはじめとして、俳優が全体的にいい顔がそろっていて、演技も問題ない。

映像を使った謎解きサスペンスとしても意外と作りこんでいて、けっこう結末には驚かされた。