ふむめも@はてな

フリームービーメモ。GYAO!、YOUTUBE、バンダイチャンネル、ニコニコ動画、等々で公式に無料配信されているアニメや映画の情報や感想

若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご(旧アニメミライ)」の短編4作品『カラフル忍者いろまき』『UTOPIA』『かっちけねぇ!』『風の又三郎』(1:38:52)配信終了:2016/06/11 12:00

アニメの未来を守るため、制作会社から将来性がある企画をつのり、新人アニメーターを起用して、きちんと継続できる労働環境を守らせるという官民事業「若手アニメーター等人材育成事業」。

animetamago.jp

アニメミライ」の名前で2011年にはじまり、2016年に「あにめたまご」に改称。

 

その2016年度の4作品が、バンダイチャンネルで一挙に無料配信。

www.b-ch.com

これまでは一部の例外をのぞいて、作品が配信されることも、映像ソフトが一般販売されることもなかった。

TVシリーズ『デス・パレード』の原型となった『デス・ビリヤード』が一時期配信されたり*1、『リトルウィッチアカデミア』が話題を集めて続編映画化されたくらい。

しかし多くの企画から選ばれ、有望な若手が参加した作品だけあって、どれも手堅く完成度が高い。

 

もちろん公的事業だけあって「アニメ(ーター)見本市」などより真面目だが、だからこそ物語としてもていねいにしあげている。

今回はどれもEテレで放映されるような子供向けの、やや教育よりの作品ばかりだが、けして悪い出来ではない。

このようなかたちで広く試聴できるようになったのは良いことだ。まだ視聴回数が少ないので、ぜひとも広く知ってほしい。

韓国のMOゲーム「Cyphers」の5周年記念アニメ『5주년 기념 애니메이션 』(1分43秒)配信開始日:2016/05/14

アクション性のあるMultiplayer Onlineゲームの「Cyphers」が記念映像を公式公開していた。

www.youtube.com

物語や世界の説明はほとんどないが、そつのないビジュアルで華麗なアクションが展開される。プロモーションビデオとしては充分だろう。

おそらく韓国のアニメ会社が制作しているのだろうが、かなり質が高い。近年では『神撃のバハムート GENESIS』等、かなり韓国のスタッフでも素晴らしいアニメ技術を見せることが増えてきた。

 

検索してみると、はてなブログid:bono1978氏が調べていた。

bono1978.hatenablog.jp

本作の参加アニメーターであるInseung Choi氏のFacebookにたどり着いた。そこにアップされたムービーには、社名入りのレイアウト用紙が映っており、これでやっと制作会社は「STUDIO PPURI」だと判明した。 

 

京都アニメーション制作による人気シリーズ3期目『フルメタル・パニック! The second raid』(全13話)配信開始日:2016年5月17日

人気ライトノベル原作のロボットアニメがGYAO!で初配信。火曜日3話ずつ、2週間無料。

gyao.yahoo.co.jp

GONZO制作でシリアスとコメディを交互に描いた1期、京都アニメーション制作で学園コメディにしぼった2期、つづけて京都アニメーション制作でシリアスな物語を展開した3期にわかれる。

すでに1期は何度か無料配信され、つい先日に2期が初配信され、そして今回に3期が配信。今年2月ごろに再アニメ化が発表されたが、その宣伝なのかもしれない。

fullmetal-panic.jp

 

GONZO制作らしからぬ出来の良さだった1期*1京都アニメーション制作らしからぬ作画の悪さだった2期に対して、3期は全話を通じて映画のように精緻な映像が楽しめる。

ロボットの活躍するエピソードが半分ほどで、後半の暗いムードで物語が停滞するという娯楽としての問題は感じるが、ひとつの戦いをとおして主人公の挫折と再生を描くアニメとして完成度は高い。

 

また、第1話は激しいロボット戦闘を全編にわたってくりひろげ、ひとつの作戦を終えて人物と設定を説明。独立したアクションアニメとして楽しめる。

今回の配信が終わっても、バンダイチャンネル等で常時無料配信されているので試聴をすすめる。

「フルメタル・パニック!The Second Raid」 | バンダイチャンネル