小池一夫原作の漫画を大きくアレンジした2001年版が、おそらく初の無料配信。
佐藤信介監督のメジャーデビュー2作目としても注目。
後に『GANTZ』や『いぬやしき』で邦画としては珍しいハイレベルなVFXとアクションを送り出す佐藤監督。この作品ではアクション監督にドニー・イェンを、特技監督に樋口真嗣をむかえて、低予算ながら奮闘している。
中盤の3DCGで近未来の独裁国家を表現した風景はよくできているし、釈由美子自身が演じるソードアクションも健闘している。
物語は国家の手先が真実を知って反乱するベタな内容で、あまり原作とは関係ないが、ひまつぶしのエンターテイメントとしては充分だろう。