2009年にサンフランシスコで無抵抗の黒人が警官に射殺された事件を映画化。
この映画は、黒人青年の犯罪歴を隠さず、愚かさのある等身大の人間として描く。
遅刻が多くて仕事も辞めさせられ、家族の前では格好をつけるが、今も大麻を隠し持っている。
それでもやりなおそうとする姿が、静かで暖かい街の風景とともに胸にしみて、それが永遠に失われた哀しみをきわだたせた。
聖人君子だから射殺してはいけないのではないのだ。
たとえ悪人であろうとも、命を奪うこと、可能性を失わせることが、どれほど重いことなのか。
その痛みを抑制した語り口で訴える。
なお、この記事はNetflixの企画記事。
しかしブログのルールとしてGyao!で無料視聴した作品なので、有料配信サイトの企画で推すのは少し心苦しい。
とはいえNetflixで視聴していなくても参加しても良いそうで、さらに検索するとNetflixでも配信しているので、問題はないか。