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ゾンビvs片脚マシンガンレディー『プラネット・テラー in グラインドハウス』(01:45:31)配信期間:2019年3月23日〜4月5日

日本のSF漫画を実写化した『アリータ:バトル・エンジェル』が公開中のロバート・ロドリゲス監督。そのB級ホラー映画が初無料配信。R15なので要ログイン。

gyao.yahoo.co.jp

 

もともとは、クエンティン・タランティーノ監督とともにあえて昔の安っぽいB級映画を再現した2部作『グラインドハウス』。

その2部作に入れた嘘予告のひとつと、削除された場面を復活して1本の映画に再構成した*1

 

わざとフィルムが古びて傷ついたかのような効果を入れたり、肝心な場面でフィルムが見れなくなってしまうギャグが楽しい。

そのフィルム紛失は別々に動いていたキャラクターが集合する段取りを削る効果もあり、おかげで物語のテンポが良くなっている。

 

キービジュアルにある片脚マシンガンが登場するのは終盤からで、全体としてはシンプルなゾンビアクションだ。

しかし人間側がやたら強くて、恐怖よりも爽快感が強い。ゾンビ破壊も景気よく、しかし特殊メイクはグロ過ぎず、気軽なエンタメとして楽しめる。

エロスシーンも多いが、自立した女性が男性にたよらず生きぬく姿が気高く、まったく不快感がない。

 

*1:タランティーノ監督側を再構成した『デス・プルーフ in グラインドハウス』は、時代遅れのカースタントマンが女性を轢殺していく物語で、アオリ運転が問題視されている現代社会と通じる興味深さなどはあるが、女性同士の冗長な会話が多すぎて、エンタメとしてはテンポが悪くて残念だった。