2015年に放映されたTVアニメ1期を、合計3時間半以上に再編集した2017年の劇場アニメを、初無料配信2週間。
感想が遅れて配信終了間際になったが、良くも悪くも総集編以上でも以下でもなかった。
作品そのものは群像劇的に安定して、超常の存在である主人公が慎重に動いても足をすくわれるというファンタジーアクションとして楽しい。
しかし現代の流行と比べて作画を省力して安定させる方針なため、劇場長編として映像が食い足りない感もある。
いくらか新規カットや作画の改善はあるが、それ自体が見どころとなるほどの新たなシーンや、ストーリーの印象をぬりかえるような変化はない。
後編ED後のラストカットのみ、TV2期に期待をもたせるが、あくまでファン向けの予告的な1カットにすぎない。