KONAMIのホラーゲームを原作として、1作目からスタッフを交代して作られた2012年の米国映画が初無料配信。
遊園地の悪夢に始まり、日常が変容していく恐怖のなか、思春期のヒロインと同世代の男子が謎の街「サイレントヒル」へ向かう。
前作がタイトル通りに静謐な雰囲気にあふれた作品だったことに対して、今作は怪物や悪人が次々に襲ってきて、アクションホラーの性質が強い。
あまりタメがないので怖さを感じにくいし、前作回想や未来予知が多すぎてストーリーの流れが寸断されがち。
いかにもゲーム的に情報が次々にやってきて、出会ったキャラクターにヒロインが質問すればすぐ長々と台詞で説明される。
しかしゲームと違ってプレイヤーキャラクターたる主人公が死ぬわけにはいかないので、犠牲になるためだけに登場したようなサブキャラクターもいる。
しかし予算をそれなりに使ったイベントが次々に発生し、上映時間がやや短いこともあって、ひまつぶしの娯楽には悪くないだろう。