すでに配信が終わった『SAW4』までと入れかわりで、シリーズ1期目の最終作まで配信。
被害者がさまざまな拷問ゲームを生きのびていく物語と、ジグソウの事件との関係をさぐる物語は、この『SAW5』から完全に平行線をたどる。
シリーズ過去作のさまざまな事件に、語られなかった背後関係があったと明かされていくのだが、その人間関係のせまさに世界観もせまくなるばかり。
その後継者争いのバカバカしさをラーメン店の跡継ぎ争いにたとえた批評まであるほどだ。
別冊映画秘宝 21世紀ホラームービー年代記(クロニクル) (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
- 作者: 山崎圭司
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でもまあ、ついに密室を飛び出して公衆の面前で拷問ゲームが展開される社会を描いた最終作は、シリーズの蓄積があるからこその強烈さを感じないでもなかった。