2004年に始まったシリーズ1作目が9/1~9/7が前半6話まで、9/8~9/14が7話から最終回まで。
もともとは成人向けゲームからスピンアウトした、一種のパロディ的な作品。
子供キャラクターが魔法少女に変身してライバルと戦う、近年のヒット作でいえば『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』に近い作品だった。
しかし原作者のミリタリ嗜好と、アニメスタッフのダークな解釈が奇跡的に合致し、大ヒットにむすびついた。
特にこの1作目は、草川啓造監督によって育てられた後続シリーズと違って、新房昭之監督らしい繊細なムードがある。特に第1話の夜の不安感は、後の作品とも、1作目を草川監督でリメイクした劇場版にも見られない。
新房監督自身も、この作品と同時に『月詠 MOON PHASE』や『ぱにぽにだっしゅ!』の総監督もつとめてヒットさせ、シリアス面とコメディ面の作風を確立。オリジナル作品『ソウルテイカー』の失敗から立ち直った。