テンポのいいサスペンスと、安っぽくも許せるVFXで一部マニアの評価が高いB級映画が配信。
巨大昆虫におおわれた街から逃げだす若者たちを描く。別ジャンルのホラー映画にちかい描写も多い。
まず見事なのが、巨大昆虫が街をおおっていく過程をショートカットしているところ。OPが終わってすぐ、巨大な繭につつまれた主人公が目ざめるところから物語がはじまる。
低予算ゆえ大規模パニックを描写することができなかったのかもしれないが、このスピード感がとぎれることなく結末まで一直線。次々に新しい展開が起きて、見ていて飽きることがない。
あまりに適当でB級映画らしいオチは、余韻をぶったぎって後に何も残さない。それを批判する意見も多いが、時間つぶしの娯楽作品としては完璧だ。