園田健一の漫画を原作として、1989年に中編OVA化された作品。漫画『ガンスミスキャッツ』の雛形にあたるらしい。
さっぱりした絵柄だが、流血や裸体が多めで、けっこうアニメとしては刺激的。B級ハリウッドアクションをアニメとして再現しようとした作品というべきか。
怪物的な強さの主人公と、変装を駆使する敵と、物量でせまる警察の、三つ巴のアクションが展開。どんでん返しが『ルパン三世』のように連続し、きちんとドラマが完結する。
CGがない時代ゆえに背景やメカも全て手書きで動かし、映像の満足度も高い。
なおGYAO!の説明文では「『ガールフォース』『バブルガムクライシス』両シリーズで、絶大な人気を誇る園田健一」とあるが、前者の作品名は『ガルフォース』だし、参加したのはデザイナーとしてにすぎない。
何度もアニメ化された長期連載漫画『ガンスミスキャッツ』を代表作として説明するべきだろう。