今週のお題「ふつうに良かった映画」
2012年、韓国で大ヒットしたクライムサスペンス。ダイヤモンド「太陽の涙」を奪うため集まった犯罪集団の活躍を描く。
2時間を超える大作映画で、メインキャラが10人もいるため大味な感はある。
しかしヒット作しただけあって見せ場は多いし、どのキャラも立っている。後半のワイヤーアクションは必見だ。前半のド派手な侵入劇から、後半の泥臭い格闘という、構成の対比もわかりやすい。
頭を使わなくても楽しめるが、民族の衝突のような歯ごたえある部分も散りばめて、見ていて飽きない。
斬新な部分はなく、たぶん歴史的な名作にはなりえないが、観客をしっかり楽しませる。
おそらくこういう作品が、いわゆる「ふつうに良かった映画」なのだろう。