制作会社スタジオカラーと映像配信社ドワンゴが組んで提供する、短編アニメ作品企画「日本アニメ(ーター)見本市」の第四弾。
隻腕の若い女性の復讐劇を、断片的に描く。映画『キル・ビル Vol.1』の回想アニメーションパートを、より軽く乾いた雰囲気で描いたといったところか。
まるで一枚一枚を筆で彩色したかのような、かすれた色合いが面白い。かわりに動きは弱めで、部分的なアクションだけ目を引く。
物語については、きちんとした起承転結にはなっていない。神父との対決でドラマになっているのだし、ラスボスとの戦いを残す必要はなかったと思うのだが。