制作会社スタジオカラーと映像配信社ドワンゴが組んで提供する、短編アニメ作品企画「日本アニメ(ーター)見本市」の第二弾。
今回のOPは50秒と、前回の『龍の歯医者』*1より短め。
本編は意外なことに3DCG作品。自転車競技の夢を見る少女を主人公に、登校で坂を上る少年との競争を描く。
あくまでスタジオカラーのCG制作部署の映像プロモートで、ステロタイプな男女描写は好きになれないが、短編としてまとまっている。
レースで流れる背景を動かすのはもちろん、透明感ある彩色でキャラクターを動かすにも3DCGは手描きより向いていると感じた。
モデリングがていねいなので、止め絵ならばキャラクターが手描きと遜色ない柔らかさなのも良い。筋肉の描写などには改善の余地もあるが、今後に期待したくなるクオリティだ。