2000年に公開された、C・W・ニコル原作のファンタジー長編アニメ映画。
『風の谷のナウシカ』と『天空の城ラピュタ』を混ぜて、より児童文学らしく教訓をこめたような作品。
宮崎駿作品と比べられやすいため、未整理なシナリオや、不足しているカタルシスといった批判をあびている。
しかし総監督は大森一樹だが、アニメーション監督は『戦う司書 The Book of Bantorra』や『凪のあすから』の篠原俊哉。
さらにアニメーターでも前田実を筆頭に、山田起生・戸部敦夫・羽山賢二といった面々が参加していて、けっこう作画がいい。
多くを期待しなければ、アニメマニアならチェックして損のない作品。