自身も大友克洋のアシスタントなどで活躍した凄腕の絵描きで、作家性を発揮した企画を許容する制作会社マッドハウスで活躍した今 敏。
今敏監督の作品がABEMAで3日連続無料配信、本日20時からは「千年女優」 - コミックナタリー
「千年女優」は本日8月15日20時から、「妄想代理人」全13話は16日18時から、「パプリカ」は17日20時からABEMAで無料配信。配信後、1週間は引き続き無料で視聴可能だ。
初監督作品の『パーフェクトブルー』以降は自作の完成にすべてをそそぎこみ、46歳で亡くなったため残念ながら作品数は多くないが、そのどれもオリジナリティにあふれて、精緻な映像の魅力も満載。どの作品も虚構と現実がいりまじりながら、ひとつの物語としてきちんと完結する。
最初に配信される『千年女優』は、架空の名女優をとおして日本映画史をかけぬけるように描きながら、戦前戦後の忘れられた痛みを描いた反体制映画でもある。終戦記念日に配信されることにも意味がある。
https://abema.tv/video/title/19-201
1968年版はモノクロで、脚本家の辻真先らが参加。
東映動画によるカラーアニメ映画2作品の流れをくんだつくりだが、敗戦直後に平和をもとめながら緊張感を高める世界に対して反戦をうったえる第16話などが有名。
東映アニメーションミュージアムチャンネルで初回2話、以降は毎週3話ずつ一挙に配信。
第1回目の配信は、“009”の日である7/19（金)20:00～21:00（第1～2話）です。
※プレミア配信以降、毎週金曜18:00～19:30、各3話ずつ配信予定です。
1979年版は東映作品だがサンライズが実制作。『装甲騎兵ボトムズ』『火の鳥』の高橋良輔が監督をつとめた青年向けヒーローアニメで、金田伊功の見事なOP映像が印象深い。
実制作が異なるためか、こちらは東映シアターオンラインで水曜21時に2話ずつ配信。
実は約1年前にも期間限定配信をしていたのだが、ちょうど再配信がはじまり、永続無料の1、2話から第6話まで全話無料で視聴しなおせるので、この機会に紹介しておく。
新作劇場版『劇場版モノノ怪 唐傘』の公開を記念して、ノイタミナ枠で放送されたシリーズ作品を2日間無料配信。
／
— 『劇場版 モノノ怪』公式 (@anime_mononoke) 2024年6月15日
『怪～ayakashi～』『モノノ怪』
48時間限定の配信開始！
＼
6/17(月)14時59分までの期間限定公開ですので、
この土日はぜひ”#モノノ怪”の世界に浸ってみてください✨
🎥『怪～ayakashi～』
化猫▶https://t.co/ym9BTFeBWY
🎥『モノノ怪』
座敷童子▶https://t.co/A6Rxn3wFUQ… pic.twitter.com/GE5BufGlHy
もともと『怪～ayakashi～』はエピソードごとにスタッフを全面的に変えて古典的な怪談をアニメ化する作品だった。
その一編の「化猫」が、まるで和紙に描かれたような質感のフィルターと、華やかなカラーリング、さらに凄腕アニメーターがつどった劇場作品のような映像で注目をあつめた。
さらにオリジナル色の強い二転三転する謎解きをとおして、女性がしいたげられる家父長制の問題を深掘りしていくストーリーが絶賛された。
そこでエピソードごとに異なる妖怪、社会的なテーマを描いた単独スピンオフ『モノノ怪』がつくられ、短期エピソードにくらべて劇場作品のようなクオリティにはいたらなかったものの、やはり見ごたえのあるビジュアルとドラマで人気をあつめた。
今はなきGYAO!でも、ABEMAでも無料配信ずみだし、全話を視聴するには休日をつかっても難しいだろうが、1エピソードごとに完結しているのでどれかひとつだけでも視聴することをすすめたい。
