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軍基地のある街、怪しげな隣人たち、眠ると忍び寄る恐怖……『ボディ・スナッチャーズ』(01:27:15)配信期間:2019年10月14日~12月22日

1993年のSFホラー映画。日本では未公開となった作品が、2ヶ月以上無料配信。

gyao.yahoo.co.jp

1955年のSFホラー小説『盗まれた街』の3度目の映画化で、B級映画の多いアベルフェラーラが監督した。

過去2回の映画化に比べて評価は低いが、そう悪い作品ではない。

 

1時間半よりも短い尺で、淡々と恐怖をもりあげていく。散発的に事件が起きて観客を驚かすが、少しずつ街が盗まれていく様子を静かに描いている。

映画情報やタイトルの時点で物語のネタは割れているが、いったい何が起きているのか、誰を信用すればいいのか、不確定な状態で物語をころがしていく。

メインキャラクターの誰が生きのこるのかも意外性があるし、主人公たちを騙していた敵を騙しかえす後半の逆転劇も面白い。

 

すでに一般的となっていた3DCGのVFXなどは見当たらず、たぶんミニチュア特撮なども使っていない。

基地が舞台なので軍人の格闘戦や銃撃戦はあるし、兵器を使った大規模なアクションシーンもあるが、敵に気づかれないことが重要なので、あまり爽快感などはない。

SF的な存在で変容し誕生する肉体は、かなりアナログな特撮で処理しているが、それが結果として現在でも通用する質感のリアリティを生んでいる。

映画としてのスペクタクルは、何よりも普通の一般人が大挙して異常行動をとる場面だ。ゾンビ映画よりもさらに人間に近い姿だからこそ、違和感が強く、冷え冷えとした恐怖があった。

 

ところで、女性の陰毛がボカシもなく堂々と画面に出ていたのはビックリした。

全裸の少女同士のキャットファイトに見まがう場面もある。

あまりエロティックではなく無機質に映しているから許されたのだろうか。