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ロマンポルノの枠組みで展開される共依存ホラー『ホワイトリリー』(01:20:15)配信期間:2019年5月13日〜6月12日

一時代をきずいた日活ロマンポルノのリブート企画として、『リング』の中田秀夫監督によって2016年に作られたオリジナル映画。ログイン必須。

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コメンテイターとしても活躍する女性陶芸家と、それを内弟子として支えるヒロイン。奔放な師の満たされない性欲までヒロインが助ける。そこに新たな弟子となった男があらわれ、ふたりの女性の関係がゆがみを増していく……

 

リブート企画のコンセプトにあわせて尺は短く、ポルノ作品としてもR15ですまされるくらい淡白。

乳首くらいは映るが、局部を映さないのでボカシやモザイクがかからず、低予算なりにけっこう映像の風格がある。

暗がりを強調した照明演出や、BGMが少なく環境音を重視した音響演出など、愚か者たちが狭い視野でたがいを束縛していくサスペンスとして、けっこうな佳作になっている。

 

そもそもセックスシーンの大半が登場人物の心のすれ違いを表現するために描写されており、見て興奮できる人は少なそうだ。主人公格の好きな人が誰かに寝取られる、いわゆる「NTR」で興奮できる人は楽しめるかもしれないが。

たがいをいたわる数少ない師弟のセックスシーンもあるが、百合を散らした空間での観念的な描写に終始していて、関係性も対等ではない。あくまで共依存の究極系として同性でのセックスもするというくらいの描写で、あまり女性同性愛という観点からは評価しづらい。