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スナイパー合戦を時代劇の弓術におきかえた意欲的アクション作品『神弓-KAMIYUMI-』(02:02:25)配信終了日:2019年1月10日

17世紀の清国による朝鮮侵攻を題材とした、2011年の韓国映画。本日が最終日だが、初の無料配信を一ヶ月おこなっていた。

gyao.yahoo.co.jp

映画説明では10万の大軍にひとり主人公がいどむかのように書かれているが、実際は一騎当千で無双する作品ではない。

たしかに主人公は逆族の子として弓術をみがきあげているが、敵軍の侵攻を止める力はない。十数人の敵を倒すためにも奇襲するしかないし、捕虜にされた朝鮮人の決起を必要とした。

クライマックスにいたっては、主人公と同じくらい強い敵の精鋭部隊に追われ、仲間を犠牲にしながら逃げまどう。

しかしその絶妙な主人公の強さが最低限のリアリティを確保し、アクションの緊張感を持続させ、ぎりぎりの危機をすりぬけていく展開を楽しませる。

 

主人公はただ武術にたけているだけでなく、ちゃんと作戦をねって機転をきかす。主人公ひとりが超人なのではなく、気弱に見えた男や女が意外な活躍をしていく展開も燃える。

敵の精鋭部隊もキャラクターが魅力的で、命のやりとりがドラマチックだ。主人公とはまた違った威力の弓矢を使って、追いつめていく。

銃による狙撃と違って弓矢は敵との距離が近く、適度に同一フレームに入ることで、映画として見映えすることがよくわかる。

 

物語の範囲は一地方にとどまるが、けわしい山岳から谷間の活気ある市街、開けた平野に川といった多様な舞台を用意して、情景が変化に富んでいる。戦闘のシチュエーションにもバラエティがあって、後半は戦闘続きなのに単調にならない。