原作者の総監修と脚本でつくられた劇場版に、さらに原作者が手をくわえたスペシャルエディションが、48時間限定で初無料配信。
2014年に公開されたが、予定されていた映像ソフト化が中止となり、2016年に単行本付属のディスクとしてようやく発売。
しかし特に封印したくなるような出来の悪い作品ではなく、そつなく漫画を映像化したTVアニメ版の延長で、劇場版らしくブラッシュアップしている。ほうれい線をていねいに作画した弟の泣き顔のリアルさが印象的。
ただ、物語は弟の目標となる宇宙飛行士が命を散らすまでと、自動車設計者として再起した兄が職を失うまでで終わっているので、一本の娯楽作品としてはカタルシスが不足気味かもしれない。
なお、同じアニメスタッフによるTVアニメも無料配信しており、現在は95話から最終99話まで公開されている。