昭和末期の山村で起きた惨劇を、くりかえし立場を変えて再演。
各エピソードごとに物語がリセットされ、異なる選択肢でも惨劇が発生する不条理劇としてよくできている。
特に序盤は謎解きが可能なミステリであるかのような煽りがよくできていて、実際にロジカルな推理が展開されるエピソードもある。
スタジオディーン制作なので作画はいまいちだが、ところどころ目を見張るようなアクションもあるし、荒い絵だからこその恐怖もある。
昭和末期の山村で起きた惨劇を、くりかえし立場を変えて再演。
各エピソードごとに物語がリセットされ、異なる選択肢でも惨劇が発生する不条理劇としてよくできている。
特に序盤は謎解きが可能なミステリであるかのような煽りがよくできていて、実際にロジカルな推理が展開されるエピソードもある。
スタジオディーン制作なので作画はいまいちだが、ところどころ目を見張るようなアクションもあるし、荒い絵だからこその恐怖もある。
ドイツとトルコが合作した、2011年の大作映画が初配信。日本では劇場未公開だが、見て損はない佳作。
ドキュメンタリー出身らしい監督が手がけつつ、良い意味でオーソドックスな娯楽活劇としてしあがっている。
冒頭の自爆テロ描写から相当に力が入っていて、その迫力はハリウッド映画と比べて劣っていない。
さらにテロ組織を襲撃する銃撃戦や、室内での格闘戦、狙撃シーンまでハイクオリティで描写され、アクション映画としての楽しみは充実。
ストーリーも明確で、悪くない。いかにもアメリカドラマ『24』を意識したかのような画面分割と素早いカット、現代的な情報戦で、テンポ良く話が運ばれていく。
しかも、視聴者の興味をとぎれさせないためだけにテロと無関係な個人の事情を描きがちだった『24』と違って、テロとスパイにかかわることしか物語に出てこない。それがクールな雰囲気をつくりだし、無駄なく次々に新たな展開へうつっていく。
あくまで敵味方が「細胞」*1に浸透しあうサスペンスと、国家のエージェントは公に顕彰されないという痛みのドラマに徹している。
そしてテロリスト側の事情や思想こそ描かないものの、テロを命じられる末端の人間性はじっくり描いていて泣かせる。
西洋と中東の中間に位置するトルコが舞台なことも特長。現代的な都市と乾いたアラブの街並みが連続する風景からして新鮮だ。
トルコ側で任務につく主人公は、イギリスチームと協力しつつも自国に優位となるよう牽制しあう。ここでイギリス側の窓口となるエージェントがいかにもイギリスらしい老獪な紳士で、独特のユーモアと緊張感にあふれている。
*1:政治組織の小集団を指す用語。
あにめたまご2016につづいて、今年も配信決定。昨年は1週間だったが*1、今年は1日のみと短め。
【配信決定!】バンダイチャンネルにて2017年5月7日19時より24時間限定で、3月11日に開催した「あにめたまご2017完成披露上映会」の模様を無料配信いたします!アニメ本編の他、監督、若手アニメーターに登壇いただき制作時のお話もしていますのでぜひご覧ください! #あにめたまご pic.twitter.com/frzjQErvbG
— あにめたまご公式 (@anime_tamago) 2017年4月28日
おそらく無料配信リストに掲載されるだろう。
(追記)上映会は特設ページで公開し、無料リストには未掲載。
『ずんだホライずん』『ちゃらんぽ島(ランド)の冒険』『げんばのじょう-玄蕃之丞』『RedAsh -GEARWORLD』の4作品。